くすぐりとの出会い18(予備校生時代)松下ビデオとの出会い4
先般お話したように、大学受験に失敗した私は浪人生活を始めることになりました。
予備校に向かう電車の中で、頻繁に大学に向かう笑顔の友人と会うのですがその時大概決まって言われるのが
「おー、どこの大学行ってるん?」
「・・・んー、よ、予備校」
「あっ、そうやったん、頑張りや!ほんの1年の我慢や!」
「うん、頑張るよ!」
大抵その時の友人の顔は、罰の悪いことを聞いたような感じになり、最後は哀れみの表情になるのが常でした。その時の気持ちは何とも言えないものでした。。。今年は絶対に受かってやると心の中で誓ったものでした。
しかし、そういう状況ながらもくすぐりビデオの購入は続けていました。当時松下ビデオは全て6000円と購入しやすい値段で、現在でしたら何本かまとめて購入する余裕はありますが、当時はさすがにそこまで余裕はなかったので、月に1本と決めて購入していました。。。(汗)
予備校は、大阪の予備校に通っていたので(環境で選んだだけで、くすぐりビデオの為に選んだわけではありません)、購入しなくても週に1回は梅田の宮竹書店さんに通い、松下ビデオの新作は出てないかをチェックしていました。
また、マニア倶楽部でも、結構松下くすぐりビデオが紹介されていたので、それも参考にしながら購入をしていました。丁度それくらいの時期から松下ビデオが巷で話題になり始めてきて、普通の週刊誌等でも見かけるようになりました。
記憶に残っているところで、散髪屋でたまたま読んだフラッシュで袋とじのビデオ紹介で特集されてたり、週間大衆のビデオ紹介記事で読んだりしました。また、その頃から他メーカーも少しずつその影響を受けてなのか、くすぐりを取り扱ったビデオが出てきた気がします。
昨今というかここ数年、松下ビデオについてくすぐりの質、女優の質等が悪い等の議論が多くありますが、当時はそんな議論が嘘のようにビデオのレベルとしては抜群でした。
まさに、生粋のくすぐりフェチが、生粋のくすぐりフェチの為に製作したビデオという感じで、松下さんのくすぐり、女優の質、反応全てが最高でした。
出演女優について、マニア倶楽部では「ここの製作者はどうやってこれだけの女優を集めてきているのか驚嘆に値する」という寸評をしていましたし、何よりくすぐられている時の女優の反応が本気の笑いで最高でした(個人的に、女優が綺麗でも反応が悪ければ全然意味がないと考えるので)、後に初期の頃は女優さんにくすぐることを内緒にしていたと知りました。
昨今と違い、松下さんのくすぐりも遠慮がない本気のくすぐりという感じで、それがビデオから凄く伝わってきました。恐らく、松下さんに限らず、他メーカーを含めても今後この当時の松下ビデオレベルのくすぐりビデオを製作するのは個人的にはもう不可能じゃないかなと思っています(理由は後日また改めて書こうと思います)。
それゆえ、毎月購入する度に失敗したと思ったことはほとんどありませんでした。1度だけ、他メーカーの発売されたばかりのくすぐりビデオをパッケージの宣伝につられて買ってしまったのですが、中身がおよそくすぐりビデオとは名ばかりの駄作で、ショックでブルーになりました。。。
先に説明した通り、月に1本しか購入する余裕がなかったので、レンタルで借りてきて中身がボロボロだったというのとは次元が違うので、ダメージが大きかったのです。
個人的に、松下くすぐりビデオの中身のレベルのピークはvol20前後位迄の、本当に超初期製作の頃だったと思うので(松下監督申し訳ございません、あくまで個人的見解です)、私にとっては丁度それが松下ビデオの存在を初めて知ってから、この浪人期間中だったので、そのほとんどを観る事が出来たので良かったです。
現在では、初期の松下ビデオは数本を除き絶版で購入する事も観る事も出来ないので、余計にその思いが強いです。
とりあえず、くすぐりビデオの購入を続けながらも、勉強はしていたので、その年は無事に地元の志望大学に合格できました。